For Girls Who Grow Plump in the Night / Caravan

1973年の5thアルバム、『夜ごとに太る女のために』。Deram Records、オリジナルのカタログ#はSDL R 12

 

3rdの“In the Land of Grey and Pink”と並んでいわゆる名作どころかと。

とにかくDave Sinclairのキーボードが印象的だった3rdと比べると、こちらは軽妙な楽曲に要所要所でガツンとギターが効かせてある。特にA面頭の3曲に関してはギター・ロックと言ってしまっていいぐらいのものであり、これなら硬派なお兄さんにもご満足いただけるのではないかと思ったりもする。

あとこのアルバムからヴィオラのGeoffrey Richardsonが加わり、出戻りのDaveとともにアンサンブルの一端を担っている。ロックバンドにおける擦弦楽器の扱いって微妙なことが多いが、このバンドではけっこうちゃんと機能していると思う。ちなみにこの時点ではステージの端やちょい奥でヴィオラを弾いていればよかったGeoffreyだが、すぐ後のメンバー脱退によりPye Hastingsと共にバンドを支える羽目になったりするのであった。

 

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手持ちは国内盤(K16P-9061)で、帯が紛失している。キングレコードの「BRITISH ROCK 1600」とかいう廉価シリーズの一枚で、どうやら80年代前半のもののようだ。

オリジナルはゲートフォールドだが、これは廉価盤らしくシングルジャケである。

本来の見開きはインナーにカラー印刷されているので、まあ値段を考えたらこんなもんだろうなって感じ。

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なんでMike Ratledgeのクレジットがあるんや思うたら、なんかSoft Machineのフレーズが引用されているっぽい。

 

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レーベル面。King RecordsじゃなくてKing Recordなのか

 

The Dog, The Dog, He's at It Again

こういった、飄々としていつつ少し切ない楽曲がCaravan最大の魅力だとか言ってみたり

公式チャンネルがPVをアップしていたので貼っておく

 

Hoedown

ちょっと繋ぎっぽいけど、軽快でいいと思います。

 

Surprise, Surprise

 Youtubeにちょうどよさげなサンプルが見当たらなかったんでGroovesharkで探して、見つかったと思ったらなんかリマスター盤ボートラのデモ版だったでござる。

でもこれはこれで良い感じなんでそのままとする。特にアルバム版では引っ込められているキーボードの響きとか