Pioneer PC-110/II

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PioneerのカートリッジPC-110/II、1976年発売。10年近く生産され続け、こういった低価格帯のものとしてはけっこうなロングセラーだったようだ。

そこはかとなくSMEっぽいシェルは同じくPioneerのPP-303。73年頃発売。

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これらは知人に「部屋の整理してたら出てきたけどレコード聴かないし」と頂いたもの。Victorの交換針(DT-Z1S)もおまけで付けてくれたが、そもそも本体がないので如何ともし難い。

 

別のカートリッジにシェルだけ転用しようかと思ったりもしたのだが、針先も錆びておらず普通に使えるので結局このままになっている。ダンパーは多少劣化しているだろうが。

どうやら互換針もあるようなので、そのうち買ってみてもいいかも。

 

音質は、正確ってほどじゃないが素直でちょっとまろやか目、その割にドラム系の低音はポンッと出るみたいな感じ。さんざんShureのM44Gで状態の悪い盤をああだこうだやってた後に聴いたんでサーフェイスノイズの静かさが印象的だった。

レコードプレーヤーにおまけで付いてくる類のカートリッジでこういう安定した音が出せるのだから大したものだが、今考えると一番CDに取って代わられやすい傾向の音でもあったんじゃなかろうか。

こういった方向性の音なら、当時のレコードと比べると中低音域があからさまに不足していたCDでもけっこういい感じに鳴らせただろうから、それならCDの方が手軽かつ確実だっただろう。

とここまで偉そうに書いておいて実は針こそPC-110/IIのものでも本体はPC-110だったりしたら恥ずかしいんだけど、交換可能な針以外いったいどこで見分けるのか、そもそも本当に違いがあるのかすらさっぱりわからず、そういったことがすでに十分恥ずかしいという次第である。