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DENON DL-102

懸案であったモノラルレコードの再生なのだが、さしあたりDENONのDL-102を導入して様子を見ることにした。

 

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針先は0,7milで縦方向にコンプライアンスがあり、初期LPだけでなくステレオ用カッティング・ヘッドで制作された再発盤にも対応している。

これ一つでモノラル関係をオールマイティにこなせる、というのは大きな魅力。構造面でフェアーチャイルドの流れをくんでいるのも、元を知らないしだから何だという話ではあるがロマン溢れる感じ。オーディオの半分はロマンでできています。

 

とは言え0,7mil針は、盤の歪みや傷によっては必ずしも初期LPをまんべんなく再生できるわけではなさそうで、いずれ1mil針のカートリッジも用意しておきたくなることだろう。今のところはGradoあたりを検討している。ステレオとモノラル両方Gradoで揃えちゃえば、カートリッジを交換する際にいちいちトーンアームを調整し直す必要がなくなるんじゃね?

ちょっと調べてみた限り、OrtofonのCadenzaやSPUでも同じような揃え方はできそうだし、audio-technicaなんてステレオ用、SP用、初期LP用、再発モノ用と揃えられるように考慮されていて好感がもてる。しかしOrtofonは資金面で現実性がなく、オーテクはGradoやDL-102と比べると「とりあえず一回使ってみたい」感が薄い。唾棄すべきブランド志向なのだが、Gradoは紳士枠だしDL-102はロマンチックが止まらないからしょうがない。

 

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シェルはとりあえずでOrtofonのを付けてみたのだが、さすがにこれはすごいダメっぽい雰囲気が漂っていたので、至急オーテクのMG10を用意した。

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MG10は、同じオーテクのAT-LT13aと比べると少し高くて少し軽いのが特徴。軽量カートリッジになら安価なDJ向けシェルでもいいけど、さすがにもうちょっとがっしりした造りのシェルが欲しいというときにちょうどいいんじゃないだろうか。

ノブ部分がゴムで覆われていて滑りにくく、扱いやすい。 

 

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オーバーハングはどうせ厳密に調整できないし、TechnicsのSL-1200オーバーハングゲージを使ってだいたいのところに合わせた。SL-1200オーバーハング52mmで今回取り付けるプレイヤーGT-750は50mmなので、ゲージを取り付けた際に針先がちょっと引っ込んでる位置でだいたいおk。

DL-102は自重13g、MG10は10gとけっこうな重さになる。DL-102でググるとトーンアームに錘を取り付けてバランスを取ったりといった工夫が散見されるが、幸いにしてGT-750はすっぴんのままでも十分バランスがとれる。さすが末弟とはいえGigantic。

 

アームを調整し再発盤と初期盤をいくつか再生してみたが、思惑通りノイズや歪みが減った。サーフェイスノイズの鳴り方自体が結構変わる(「ザー」が「サー」とか「シュー」になる感じ)ので、邪魔にならなくなったというのもある。

再発盤に関しては、盤が比較的新しく状態が良いせいもあるだろうがこれで再生時の不満がいっぺんに解決。

初期盤に関しても、どうしても音割れしたフォルテ部分が割れなくなったり、あるいは割れていても耳障りではなくなったりと、一定の効果が認められた。ただやはり初期盤は状態の悪いものが多々あるので、ステレオ・カートリッジではそもそも聴けたものじゃない盤を一応再生できるようにはなるものの、これで万全とは言い難い。

 

あとDL-102と言えば昭和歌謡なのだが、残念ながらそっち方面には疎いのであまりサンプルが無い。とりあえずチューリップの「心の旅」7インチなんかはいい感じに鳴ってくれたが。これを機に漁ってみるのもいいやもしれぬ。