Long Live Rock 'n' Roll / Rainbow

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1978年4月9日リリース。RAINBOW3作目のスタジオ・アルバムで、プロデュースは前作に続いてマーティン・バーチ。

 

個人的にはRAINBOWのなかでも"Bent Out of Shape"と並ぶ傑作である。

曲がいいのはもちろんだが、ちょっと特殊すぎた前作"Rising"とくらべてだいぶバランスのとれた音作りになっているのも理由の一つである。リッチーのギターは時に美しいとすら形容できる絶妙な音色で、コージーのドラムは豊かに響き、それでいてロニーの声の迫力を削がないよう考慮されている。ベースもちゃんと聴こえるし。

まあそれでも音質的に優れているとは言いがたいのだが、RAINBOWのアルバムには他と一線を画す特別なサウンドがある。そのひとつの到達点がこのアルバムなのだ、と思います、よ?(←書いてるうちに自信なくなってきた)

 

このアルバムの制作をはじめるにあたってCOLOSSEUMやTEMPESTで活躍した名手マーク・クラークが一時参加したものの、すぐに解雇されたりしていたらしい。うまいベーシストはすぐクビになる法則。最初からいたニック・シンパーやクレイグ・グルーバーすら追い出されてるし。

結局リッチーがベースも弾き、キーボード不在のままリッチー・ブラックモアコージー・パウエルロニー・ジェイムス・ディオの3人でレコーディングの半分以上が行われているが、ツアーをこなす必要もあり途中でボブ・ディズリーとデヴィッド・ストーンが参加している。

元WIDOWMAKERのボブ・ディズリーは、滑らかに歌うようなプレイも細かくおかずを挿入したテクニカルなプレイもでき、それでいてでしゃばり過ぎないというこのバンドの歴代ベーシストのなかでも傑出した人物である。彼はこのアルバムのうち3曲(A4"Gates of Babylon"、B1"Kill the King"及びB3"Sensitive to Light")とツアーで短期間プレイした後、オジー・オズボーンと共にBLIZZARD OF OZZを結成することになる。

 

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ゲートフォールド・ジャケットの見開きと歌詞インサート。

 

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英Polydor Deluxe POLD 5002 (2490 142)。この盤のマトリクスはA2/B1で、A面がひとつ進んでいる。ほかに機械打ちの"UT"と琴っぽいマークあり。どちらもUtopia Studiosでカッティングされた印のはず。

 

 

バンドはアルバム制作後、ニューヨークでプロモーション用に3曲のスタジオ・ライブ撮影を行った。演奏は基本的当て振りなので、カラオケみたいなものか。

これらの映像はYouTubeでボブ・ディズリーの公式チャンネルがアップロードしている。

  

70年代の映像によくある謎エフェクト

 

次作以降の変化を匂わせる楽曲であるとも言えるけど、前作にも"Do You Close Your Eyes"があるし、これ系のは最初からやってたじゃんとも思ったり。

 

なんかこれで終わりにしちゃうと尻切れトンボなんだけど、レーベルやマトリクスの話は最後にもってくれば収まりがつくんだろうか。今はめんどいからいいや

 

 

 

Long Live Rock & Roll

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