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カートリッジにコンデンサーをくっつけてみた

ShureのM44Gはある程度交換針を用意したら非常に快適になった。

とはいえまだ負荷容量の問題が手付かずで残っている。

よく指摘される話だが、M44Gの負荷容量は450pFと一般的なMMカートリッジとくらべてかなり大きいのだ。もともと真空管時代に設計されたものだからそういうことになっているらしい。

これをきちんと合わせないまま再生すると高音域が持ち上がった、キンキンした音になってしまう。

自分はアンプ側のトーンコントロールで高音域を下げて対処していたんだけど限界があるし、なんとかしたいと考えていた。それもなるべく安上がりかつお手軽に。

 

この問題、ようするにPHONO入力の前段階でコンデンサをくっつけてしまえばいいというだけの話であるっぽい。

「そういうことなら、手っ取り早くカートリッジとシェルの配線部分に付けちゃえばいいじゃん」などと安易な方向に流れ、試しにググってみたところ実際に同じようなことをしている人も少しは確認できた。

これはもうやるしかないだろ、とにわかに盛り上がりはじめたのが数日前の話である。

なお、ここまで書いておいてなんだけど筆者には回路の知識も電子工作の経験もほとんどなく、基本的にグーグル先生頼りな模様。

 

 

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そんなわけで買ってきたのがこちら、静電容量330pFの積層セラミックコンデンサーである。

細かいことはさっぱりわからんし計測する機械もないのだが、大概の場合配線その他もろもろの負荷容量をあわせると150pF程度になるので、追加するのはこの容量でいいらしい。

ちなみに、せっかくこういった部品を買える土地まで出かけたのだから薄い本等も物色してきたことは言うまでもない。

 

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この写真の向きからわかるように、当初はヘッドシェル側のピンの部分にハンダ付けするつもりで作業にとりかかった。

しかしやってみると、ただでさえ(自分の)工作精度が悪いうえに思った以上に隙間に余裕が無いことがわかり、急遽カートリッジ側に取り付けることに。

 

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さすがにこっち側にハンダ付けする気にはなれないので、ペンチでグイっとやっただけ(結果傷だらけに)。いちおう熱収縮チューブをつけておいた。

改めて見てみると我ながら雑な作業である。せめてピンに一周ぐるっと巻きつけるぐらいしておけばいいのに……

 

 

さっそくトーンアームのセッティングをやり直して幾つかレコードを再生してみたが、少なくとも自分の主観ではかなりの効果があった。

高音域が落ち着いてスッキリした音になり、サーフェイスノイズ等も目立ちにくくなった印象である。

これならクラシックも十分いけると思われる(今までもガシガシ再生してたけど)。

今回焦って作業を始めてしまったんだけど、コンデンサーを取り付ける前の音を録音しておいて、付けた後に録音したものと比較できればよかった。

その場合せっかく自分で作業して音が良くなった気分になっているところに水を差す結果もありうるけど、まあそれはそれで安心するかもしれんし。

 

ちなみに試聴に使ったレコードはGRATEFUL DEADの”American Beauty”、モーツァルトのセレナーデ3番(仏Ducretet Thomson盤)、そしてRAVENの”Wiped Out”の3枚である。

正直RAVENに関しては変化があったのかなんなのかよくわからんかった。