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Sailin' Shoes / Little Feat

LP #Warner Bros.

GWは艦これのイベントやったりMixCloudを試したりノクターンノベルズ読み漁ったりと充実した日々を過ごしていました。ようするに引き篭もってパソコンにむかってたわけだが。

 

 

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Sailin' Shoes / Little Feat

A1: Easy to Slip
A2: Cold Cold Cold
A3: Trouble
A4: Tripe Face Boogie
A5: Willin'
A6: A Apolitical Blues
B1: Sailin' Shoes
B2: Teenage Nervous Breakdown
B3: Got No Shadow
B4: Cat Fever
B5: Texas Rose Café

 

1972年5月リリース。アメリカのルーツ・ミュージックを貪欲に取り込んでいったロックバンドLITTLE FEATの2ndアルバムで、次作"Dixie Chicken"とともにバンドを代表する作品である。

プロデュースはWarner Bros.レーベル所属のテッド・テンプルマン。DOOBIE BROTHERSやヴァン・モリソンと並んで彼の1970年代前半を代表する仕事のひとつだろう。フィートとドゥービーズは当時ひとまとめに「バーバンク・サウンド」なんて呼ばれたりもしていたらしい。

 

1stアルバムは特にアレンジ面で良くも悪くも荒削りさが目立ったが、この2ndアルバムで飛躍的に洗練され完成度が高まった。

ローウェル・ジョージフランク・ザッパのMOTHERSから独立するきっかけになったとも言われる名曲A5"Willin'"が1stアルバムからの再録であり、比較せずにはいられないためそうした印象が強くなっているのだろう。

歌詞の内容はメキシコからアメリカへの密輸及び密入国業者である男が客だか口説いてる女だかに口上を垂れてるみたいな感じで、これに対するザッパの反応には諸説ある。

それにしてもこのヴァージョンにおけるピアノとペダル・スティールは絶品だ。

他にもVAN HALENがカヴァーしたA6"A Apolitical Blues"や、皮肉とも自嘲ともとれる歌詞が印象的なロックンロールB2"Teenage Nervous Breakdown"、そしてスローな曲調からプログレっぽく展開する"Texas Rose Café"など、充実した楽曲が揃っている。

 

ネオン・パークによる、フラゴナールの『ぶらんこ』よろしくお菓子みたいなと言うかお菓子そのものな女の子が靴を飛ばすジャケットも強烈で、このアルバムを傑作たらしめている要素のひとつだろう。

自分にはよくわからないのだがこの絵にはいくつかネタが仕込まれているようで、とりあえず表ジャケット右脇に控えているゲインズバラの肖像画みたいな服装の男はミック・ジャガーらしい。確かによくよく見ると唇が特徴的だけど、わかんねーよこんなもんw

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なお、このように傑作をものにしたLITTLE FEATだったがセールス面では思わしくなく、このアルバムをリリース後はやくも解散の危機を迎えることになる。

まあフィートが売れなかったおかげでメンバーはスタジオ・ミュージシャンとしての仕事をせざるを得ず、それが結果的にバンドの名声を高めることになったという面もあるとは思う。そういえばこの翌年には、はっぴいえんどのラストアルバムにも参加したりしていた。

自分自身ローウェル・ジョージという人物をジョン・ケイルの"Paris 1919"というお気に入りのアルバムではじめて認識して、その後ザッパ関係で名前を見かけ「あ、繋がった」と思ったことがこのバンドに手を出したきっかけだったりする。

 

 

YouTubeにアップされているこのアルバムの楽曲はWMGに制限されていてブログに貼り付けられないのだが、SoundCloudRhinoレーベルが1曲アップしていた。いいぞもっとやれ

 

 

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Warner Bros.、BS-2600。オリジナルのレーベルはグリーンだが、これは以前とりあげたGRATEFUL DEADとおなじく1986年以降製造のもの。おかげで安かった

 

 

Sailin Shoes

Sailin Shoes

 

 特にリマスターとかはされていないCDリイシュー。

 

Rad Gumbo: the Complete Warner Brothers Year

Rad Gumbo: the Complete Warner Brothers Year

 

Rhinoが関わっているのは今年に入ってからリリースされたこちらのWarnerレーベル全集。これを書いている2014年5月8日現在の価格だと1アルバムだいたい510円ぐらいでお得感あり。 

ほかにおなじみOriginal Album Seriesからアルバム5枚セットの廉価ボックスも出ているけど、そちらは非リマスターらしい。

BLUE ÖYSTER CULTでも思ったんだけど、全集がリリースされたのにまだOriginal Album Seriesも売ってるのって正直どうなんだろう。