Ceremony 12" / New Order

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Ceremony 12" / New Order

A: Ceremony
B: In a Lonely Place

Written by Joy Division
Produced by Martin Hannett

残されたJOY DIVISIONのメンバー達はバンド名をNEW ORDERと改め、最初にリリースしたのがこのシングルである。バンド名はロン・アシュトンがTHE STOOGESのあとに組んだグループから? まあ基本的にはナチスの「ヨーロッパ新秩序構想」から来てるわけだが

プロデュースはJOY DIVISIONから引き続きマーティン・ハネットが担当。

どちらの楽曲もJOY DIVISION時代に書かれたもので、イアン・カーティスが歌うデモ音源も残されている。

 

ジャケット・デザインは毎度おなじみピーター・サヴィル

ここで使用されているフォントはベルトルド・ウォルプ Berthold Wolpeによる「アルバータス Albertus」という活字書体で、ジャケットにあしらわれた"VERITAS"の文字とわんこのイラスト(いわゆる"Veritas Hound")もこのアルバータスに由来するものらしい。

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A"Ceremony"には2つのバージョンがあり、このオリジナル・リリースに収録されているのはバンドがバーナード・サムナー(Gt, Vo)、ピーター・フック(B)、スティーヴン・モリス(Dr)の3人の段階で制作された1stバージョンである。


 

 

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英Factory、FAC 33/12。

7インチと12インチともに1981年初頭リリース。軽く検索してみた限り1月か3月のどちらかっぽい。レーベル面には"22/1/81"と記載されていて、これが製品としてひと通り完成した日付だとすると実際に店頭に並ぶのは3月なってからと考えたほうが自然か?

マトリクスは"FAC 33 A1"/"FAC 33 B1"で、両面とも"TOWNHOUSE"と"EG"の刻印あり。The Town Houseスタジオでエディ・ゴレッキー? Eddy Goreckiがマスタリングを手掛けたということだろう。Goreckiって思わずグレツキって読んじゃうんだけど、英語読みだとゴレッキーで大丈夫なのかよくわからないです。

他にA面"WATCHING LOVE GROW - FOREVER"、B面"HOW I WISH WE WERE HERE WITH YOU NOW"と刻まれている。

 

 

"Ceremony"のもうひとつのバージョンは、バンドに当時スティーヴンの彼女で後に結婚するジリアン・ギルバート(Gt, Key)が加入してから再レコーディングされたものであり、このシングルが再発された際にジャケットとともに差し替えられた。

しかしこのとき一部で残っていたオリジナルのジャケットを使いまわしたりもしたようだ。

逆に再発ジャケットにもかかわらず中身はオリジナル・バージョンというものも確認されているようで、なにがなにやら。

 

 

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ジャケットと音源が差し替えられた2ndバージョン。

裏ジャケ右下に"League"というロゴがあるけどなんなのかわからない。

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こちらのバージョンは名コンピ"Substance"でおなじみ。

確かに再録音しただけのことはあったと思う仕上がりである。1stバージョンの雑っぽさも捨てがたいけど。

 

じつはB"In a Lonely Place"にもオリジナル・リリースとそれ以降のものでは違いがあったりするのだが、こちらは効果音のタイミングが異なる程度で気にするほどのものでもない。


ちなみに7インチの方では2分ほど短縮されていた。

 

 

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1981年9月、"Procession"の7インチと同時期にリリース。

カタログ#などに変更はなく英Factory、FAC 33/12。A面ランオフの文句は"THIS IS WHY EVENTS UNNERVE ME"に変更されている。

この12インチは(も)いくつかのバリエーションがあり、Discogsにそれらを見分ける方法が載っている。

New Order - Ceremony (Vinyl) at Discogs

これによると、手持ちの盤はA面のマトリクスが"FAC 33 A2"とA1からひとつ更新されている、いわゆる"3rd Version"に該当する。

 

 

Total: from Joy Division to New Order

Total: from Joy Division to New Order

 

1stバージョンはこのJOY DIVISION時代まで含めたベスト盤に収録。音質良好で"The Perfect Kiss"や"Bizzare Love Triangle"の7インチ版など選曲もおいしいのでオススメ。

2005年の7インチシングル集"Singles"にも収録されているけど、こちらは音質や収録曲のバージョン(7インチ版でなくアルバム版が入ってたり)などで不満が残る。

 

 

Substance

Substance

 

 2ndバージョンは1987年の12インチシングル集"Substance"をはじめ、乱発気味な各種ベスト盤に収録。