読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Love Will Tear Us Apart 12" / Joy Division

12" #Factory

過去記事を写真撮り直してほぼ全編書き直し。

前のやつを書き換えちゃおうかとも思ったんだけど、それはやめて「旧記事」カテゴリに移しておくことにした。

 

f:id:perucho:20140530170314j:plainf:id:perucho:20140530170315j:plain

Love Will Tear Us Apart 12" / Joy Division


A: Love Will Tear Us Apart
B1: These Days
B2: Love Will Tear Us Apart

 

1980年6月リリース。JOY DIVISIONのFactoryレーベルにおける2ndシングル。

このシングルも当初7インチのみで、12インチは8月になってからリリース。

イギリスのシングル・チャートで13位、アメリカでも42位にチャート入りするヒットとなった。

Factoryは同時期にJOY DIVISIONの3曲入りソノシート"Komakino"(FAC 28)を25000枚限定でイギリス各地のレコードストアを通じて無料配布しているが、その費用は"Love Will Tear Us Apart"の売上で賄ったとかいう話がある。

 

ジャケット・デザインはピーター・サヴィルにより、この12インチ版にはイタリア、ジェノヴァのスタリエノ墓地にある彫刻があしらわれている。2ndアルバム"Closer"のジャケットに使用された彫刻もこの墓地で撮影されたようだ。

またジャケットにはラミネート・コーティングが施され、美しさがいっそう引き立てられている。よく反射するので写真には撮りづらい。

 

プロデュースは例によってマーティン・ハネットで、"Love Will Tear Us Apart"の制作はかなり難航したようだ。

1980年1月にオールダムのPennine Sound Studiosで"These Days"とともにレコーディングされたが、3月にストックポートのStrawberry Studiosで再レコーディング。

夜通し作業していったん完成したもののなんやかんやでやり直すことになり、先に帰宅して寝ていたメンバーをたたき起こしてスタジオに連れ戻したとかいう話も後にインタビューで語られている。

シングルA面は再レコーディングしたStrawberry版に決定したが、結局Pennine版もB面に収録された。いちおう最初にリリースされた7インチではPennine版はクレジットされず隠しトラック扱いになっていたし、おまけということだったのだろうか。

 

Joy Division - Love Will Tear Us Apart [OFFICIAL MUSIC VIDEO] - YouTube

YouTubeRhinoのアカウントでPVがアップロードされているが、WMGにコンテンツが制限されててブログには貼り付けられなくなってた。またか

 


とか言ってたら、Warner Music Germanyってアカウントの方からアップロードされているPVは普通に貼り付けられるようになっていた。

えーっと、WMGってのはWarner Music GermanyじゃなくてWarner Music Groupのことでいいんですよね?

国によって権利関係とかいろいろあって難しいんだろうけどいまいち釈然としない。

 

まあそれはともかく、イアン・カーティスのギターやフッキーがちゃんとコーラスやってる様子からしてこの映像自体はPennine版の方を想定してたりしないだろうか。想定も何もいつも通り演奏(+適当にフィルムつぎはぎ)しただけかも知れんが。

 

JOY DIVISIONの活動中に制作されたPVはこれひとつのみ。

1980年4月28日に、マンチェスターのT J Davidson Rehearsal Studioで撮影。後にNEW ORDERのデビューシングルとなる"Ceremony"と"In a Lonely Place"のリハーサル音源も、同時期にこのスタジオで録音された可能性があるようだ。映像だとスタジオというより廃墟だけど

 

Joy Division - These Days (The Best Of) - YouTube

Joy Division - Love Will Tear Us Apart (Pennine Version) - YouTube

他のトラックもだいたいWMGに制限されているので、リンクだけ。

Pennine版はギターやコーラス、間奏の盛り上がり方などむしろよりアレンジが練られたものとなっている。リマスター盤ボーナストラック等で聴くことができるライブ演奏もこちらのバージョンに近い。

プロデュースも丁寧に行われている印象で(特徴的な音の響き具合とか)、スタジオ作品としてはPennine版の方が普通に完成度高いと思う。

その上であえて作りなおされたStrawberry版が、ああいうぶっきらぼうで寒々しいものであったというのは興味深い。

あと、この曲の印象的なメロディはMANCHESTER MEKONというグループの"The Cake Shop Device"が元ネタらしい(使用許可は得ていたようだ)。似てるといえば似てる、という程度だけど。

 

 

f:id:perucho:20140530170317j:plainf:id:perucho:20140530170316j:plain

FAC 23-12。

このシングルは7インチと12インチともに同内容だが、収録時間の関係でB面の回転数が異なる。

つまり12インチは両面45 rpm、7インチはB面のみ33 1/3 rpmということである。7インチのテストプレスにはB2がオミットされ45 rpmで制作されたものもあるらしいが。

この盤は両面45 rpmであるにも関わらず、B面レーベルの回転数表記(穴の右隣)が33になってしまっているというミスクレジットがある。

 

この盤のランオフには以下の内容が刻まれている。

・マトリクス"FAC 23-12-A" / "FAC 23-12-B"と"LYN 8535-1u" / "LYN 8536-1u"

・両面に"MAX"と"A PORKY PRIME CUT"

・"SPECTACLE IS A RITUAL" / "PURE SPIRIT"の文句

 

"MAX"は当時Lyntone Recordingsのマスタリング・エンジニアだったマクスウェル・アナンダッパのものであり、マトリクスとは別にLyntone独自の番号が振られている。

つまりこの盤は、マクスウェル・アナンダッパがマスタリングし、ジョージ・ペッカムがカッティングを行い、Lyntone Recordingsでプレスされたということになる。

ちなみにおなじみの意味ありげなメッセージは、A面がリカットされた後の盤では内容が変わっていたりする。

それとA面レーベルの"FOR・ML"というのはピーター・サヴィルが当時の彼女宛に入れたらしい。ほとんど別れ話みたいなもんじゃねーか

 

 

Total: from Joy Division to New Order

Total: from Joy Division to New Order

 

 もうここに書くことないや