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Atmosphere 12" / Joy Division

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Atmosphere 12" / Joy Division

A: Atmosphere
B: She's Lost Control

 

1980年9月リリース。

JOY DIVISIONのFactoryと契約後3枚目のシングル。これがラスト・シングルということになるかと。

 

Factroyはこの年、Les Disques de Crépusculeと共同でベルギーにFactory Beneluxを、さらにアメリカでの配給のためFactory (US)を設立。

この盤は、Factory (US)からアメリカ向けにリリースしたシングルのイギリス向け仕様とでも言うべきものである。ややこしいが

アメリカ盤とそれ以外の各国盤(イギリスを含む)ではA面とB面が逆になっている。

 

ジャケットはチャールズ・ミーチャムという写真家が撮影したものを使用し、ピーター・サヴィルによって制作された。

サヴィルのクレジットは"Typographics"となっている。

 

プロデュースはマーティン・ハネット。

B"She's Lost Control"は1stアルバムに収録された楽曲の別バージョンで、"Love Will Tear Us Apart"と同じく1980年3月にストックポートのStrawberry Studiosでレコーディングされた。

A"Atmosphere"は1979年の10月から11月にかけてロッチデールのCargo Studiosでレコーディング。

初出は1980年3月フランスのSordide Sentimentalからリリースされた、"Licht und Blindheit"というタイトルの数量限定7インチだった(B面は"Dead Souls")。

またこの楽曲は、アントン・コービンの映画監督デビュー作となった『コントロール Control』、Factoryレーベルの興亡を描いた『24アワー・パーティ・ピープル 24 Hour Party People』と、イアン・カーティスを扱った映画においてある種の象徴的な使われ方をしている。

 

 

なにこの宗教

1988年のリイシューにあわせて制作された、アントン・コービンによるPV。

JOY DIVISIONのスタジオ作品は、マーティン・ハネットがプロデュースしたグループのもののなかでも特に音の響きを利用した空間づくりが巧みだったと思う。そのことにグループ側がどの程度自覚的であったのかはわからないが

 

 


このバージョンを収録したコンピ"Substance"がリリースされた際、一部に12インチとは異なるミックスの音源が使用されたらしい。自分では確認できていないので、あくまで「らしい」です。

 

 

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FACUS 2/UK。

ランオフは以下の通り。

  • マトリクス "FACUS 2 A 2" / "FACUS 2 A B2"。両面の"A"の文字がぐしゃっと打ち消されている
  • 両面に"A PORKY PRIME CUT."
  • "HERE ARE THE YOUNG MEN." / "BUT WHERE HAVE THEY BEEN."の文句

 

"Transmission"、"Love Will Tear Us Apart"の12インチと同じく、両面ともジョージ・ペッカムによるカッティング。マスタリングも手掛けた?

この盤に刻まれた文句は、2ndアルバム"Closer"の最終曲、つまり実質的にイアン・カーティス最後の曲である"Decades"からの引用である。

 

 

なお、1980年5月に予定していたアメリカ・ツアーはキャンセルせざるを得なかったJOY DIVISIONだったが、同年7月にバンド名をNEW ORDERと改めて初のライブを行い、9月にはアメリカ・ツアーを敢行している。

 

 

Total: from Joy Division to New Order

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