Made in the Shade / The Rolling Stones

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Made in the Shade / The Rolling Stones (1975)

A1: Brown Sugar
A2: Tumbling Dice
A3: Happy
A4: Dance Little Sister
A5: Wild Horses
B1: Angie
B2: Bitch
B3: It's Only Rock 'n' Roll (But I Like It)
B4: Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
B5: Rip This Joint

 

1975年6月6日リリース。

THE ROLLING STONESがバンドの名前を冠したレーベル、Rolling Stonesレコードからリリースした最初のベスト・アルバム。

ミック・テイラーが脱退するまでにレーベルからリリースされたオリジナル・アルバム計4枚より、シングル曲とそのB面を中心に選曲されている。

 

このアルバムは1975年夏の北米ツアーに合わせて企画され、イギリスで14位、アメリカで6位のヒットとなりプラチナ・ディスクに認定された。

しかしバンドのほうはミック・テイラーの後任が決まらず、ツアーには当時FACESのメンバーだったロン・ウッドが同行。

FACESがお察しくださいな状況だったこともあり、なんやかんやで結局ロンが後任に収まったのは御存知の通り。

 

 

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ストーンズは1975年5月1日、このアルバムのリリースと北米ツアーを発表するにあたって記者会見という名目でニューヨークのホテルに人を集め、外の通りに大型トラックで乗り付けそのまま"Brown Sugar"を演奏するというパフォーマンスを敢行。これはその際の写真である。

この手法はAC/DCU2も真似したらしい。

 


こちらはそのときの実況放送だろうか。

 

 

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内袋と国内盤のライナーノート。帯は入手時点で紛失済みだった。

上記の現場に居合わせたらしい内田裕也が、その際の様子をレポートしている。

 

 

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日Warner-Pioneer、P-8575S。

米盤や英盤と同じデザインの独自レーベル。

  • "ST-RS-753391-CM" / "ST-RS-753392-CM"(手書き、最後の"M"のみ機械打ち)
  • A面に"ATGP-75"(手書き
  • A面にJISマーク
  • 両面に"PR"(手書き

 

マトリクスは基本的に米盤と共通。

当時日本のWarner-PioneerからリリースされたROLLING STONESのアルバムには輸入メタル・マザーを使用して製作されたものが何枚かあり、帯は紛失していて確認できないもののマトリクスからこの盤もその1枚であることがわかる。なにせ確認できていないので、そもそも帯に輸入メタル・マザーのことが表記されているのか不明だが。

マトリクス末尾の機械打ち"M"とJISマーク、それとここには面倒くさくて記載していないいくつかの細かい機械打ち数字は、日本側で追加したものだろう。

 

"ATGP-75"は名エンジニア、ジョージ・ピロスがAtlantic Studiosで1975年にマスタリングを手掛けたことを示すクレジット。

"PR"はニュージャージーのプレス工場、Presswellのもの。

つまりこの盤は、ジョージ・ピロスがアルバムのため改めてマスタリングを行いPresswellで制作されたメタル・マザーをWarner-Pioneerが輸入し、日本国内でプレスされたということになる。

 

自分はこの盤の米オリも、各収録曲のオリジナル・アルバムの米オリも聴いたことがないので比較してあれこれ言うことは出来ない。

その上で主観的に言って、この盤はクリアでありつつも迫力を保った、十分に良い音だと思う。

このベスト盤に選曲されている4枚のオリジナル・アルバムは音作りの方向性がわりとまちまちで、特に後半の2枚はそのまま他のアルバムの曲と混ぜると違和感を覚えてもおかしくない(良し悪しの問題ではなく)。

しかしここではすべての楽曲がバランスよく調節し直されていて、なおかつ音質的に劣化も感じない。

ベスト盤とはいえ、ジョージ・ピロスの面目躍如たる1枚と言えるんじゃないだろうか?

まあだからと言って、いまさらCDやダウンロードで買うようなものでもないとは思うが。てかそもそも入門編としてのベスト盤ってもはやその役割を終えてしまっているような

 

 

Grrr!

Grrr!