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Market Square Heroes 12" / Marillion

12" #EMI

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Market Square Heroes 12" / Marillion

A1: Market Square Heroes
A2: Three Boats Down form the Candy
B: Grendel

Produced by David Hitchcock

1982年10月25日リリース。

80年代のプログレ再興を牽引したバンド、MARILLIONのデビューシングル(公式サイトによると本当はEPらしいが)。

 

バンド名はJ.R.R.トールキンの『シルマリルの物語 The Silmarillion』から。ということはマリリオンじゃなくて「マリルリオン」なんじゃないかと思ったものの、英語版Wikipediaの発音記号見た限り「マリリオン」でいいっぽい。

 

プロデュースは70年代にプログレッシブ・ロックの傑作を多く手掛けたデヴィッド・ヒッチコック

特にGENESIS"Foxtrot"をプロデュースした人物であり、GENESISフォロワーとして真っ先に名前のあがるこのバンドにはうってつけの人物というかむしろバンド側の希望でやってもらった可能性もある。

ただしドラムとシンセサイザーのサウンドはばっちり80年代風味で、特にドラムに関してはプレイまで時代を反映してシンプルにまとめられているので、ばりばりのプログレを期待すると物足りない。

逆に言えばそうした同時代的サウンドを基調としつつ、そこにかつてのピーター・ガブリエル的な奇抜さヒステリックさを持ったキャラの濃いヴォーカルや、スティーブ・ハケットというよりアンディ・ラティマーあたりを思い起こす歌心に溢れた堂々たるギターが乗っかるバランス感覚が成功の秘訣だったのかもしれない。

 

 


UKチャートでトップ60入りするヒットとなったデビュー曲。

「バンドを象徴する楽曲」という役割のためにかなり狙って作られたような感じもする。

 

この曲はラジオでのオンエアに際して"Antichrist"というフレーズが問題になり該当部分を"Battle Priest"に置き換えたバージョンが制作されたほか、1984年にはA2"Three Boats Down form the Candy"とともに再レコーディングされ4thシングル"Punch and Judy"に収録されたりもした。

 

 

そのA2"Three Boats Down form the Candy"だけど、なんか今YouTubeを探した限りだと再録版のクリップばかりでオリジナル版が見当たらなかったのでとりあえず1982年のReading Rock Festival出演時のライブ録音を。


初日にBUDGIE、PRAYING MANTISとOVERKILL。

二日目にIRON MAIDEN、ゲイリー・ムーアに日本からBの頃のBOW WOW

んで三日目がマイケル・シェンカー、ウィルコ・ジョンソン、バーニー・マースデンあとTWISTED SISTERと。なるほどなるほど(←とりあえず気になった名前を書き出してみただけ)

 

 


B面はジョン・ガードナーの小説に着想を得た17分の大作。

常にGENESISの名曲"Supper's Ready"と比較される宿命にあるとともに、曲としての良し悪し以上にプログレ冬の時代にあってこのような大作を収録してみせる心意気が支持された楽曲とも言える。

GENESISフォロワーとしてのMARILLIONはある意味この段階で極まってしまい、以降は独自の世界観を開拓していくことになる。

 

 

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英EMI、12 EMI 5351。

  • マトリクス"12 EMI 5351 A-1U-1-1-1B?" / "12 EMI 5351 B-1 U-1-1-1C"(機械打ち)

末尾のアルファベットは両面とも薄く、特にA面のはほぼ当てずっぽう。

 

この盤は両面とも33回転。べつにA面ぐらい45回転でいいような気もするけど、音自体は悪く無いから不満ではないです。 

 

 

Singles 82-88

Singles 82-88

 

1stアルバム"Script for a Jester's Tear"のボーナス・ディスクに収録されているのはBattle Priest版と再録版なので、オリジナル版を聴こうとするとこのフィッシュ時代シングル全曲集を買う必要があったりするようだ。

とはいえ以前のCD12枚組ボックスと違ってCD3枚にまとめられているのでだいぶ買いやすくなった。

ちなみに自分は以前なんだか魔が差してiTunes Storeでダウンロード購入したのだが、最近見たらいつの間にかストアから無くなってて一部の曲が再ダウンロードもできなくなっていた(むしろなぜまだ一部の曲は再ダウンロードできるのか)。